介護職の自分に合った職場の選び方

公開日: 2024/02/15

これから介護職の仕事に就きたいと考えている人は、介護職の仕事内容について知っておきましょう。自分にピッタリの職場を見つけるために、自分で求人や企業のサイトを調べることが大切です。そして、目的や目標を見失わないように職場を探してください。入職後のミスマッチを防ぐことが大切です。

介護職の仕事内容とは

介護職は、高齢者や身体的・精神的に支援が必要な方の日常生活をサポートする非常に重要な役割を果たしています。その使命は、高齢者の支援が必要な方のクオリティ・オブ・ライフの向上と尊厳を保ちながら、最適なケアを提供することです。

身体ケア

身体ケアは介護職の中心的な業務です。入浴やトイレの介助、身の回りの清潔を保つお手伝いなど、日常生活動作の支援が含まれます。また、移動のサポートや体位変換なども重要な役割です。これにより、利用者の快適さや健康を維持することが目指されています。

生活支援

生活支援も介護職の重要な役割です。食事の調理や食事の手伝い、洗濯や掃除など、家庭内での生活全般のサポートを提供します。社会参加や外出のサポートも行い、利用者が自分らしい生活を維持できるよう援助します。また、コミュニケーションや娯楽活動の提供も、生活の質を高める要素として重要です。

医療的ケア

医療的ケアは、利用者の健康管理において欠かせない要素です。服薬のサポートや健康状態のモニタリング、医療機関との連絡調整などが含まれます。とくに病気や怪我を抱える利用者に対して、適切な処置やケアを提供することが求められます。

失敗しない!自分にぴったりな職場を見つける方法

介護職は充実感ややりがいが大きい一方で、その責任や厳しさも考慮すべきポイントです。自分にぴったりな職場を見つけるためには、いくつかの重要なステップを踏みましょう。

職場について調べる

複数の介護施設や福祉団体をリサーチしましょう。WebサイトやSNSを活用して、各施設の特徴や雰囲気を把握することができます。また、現場見学や職場説明会に参加することで、実際の職場の雰囲気やスタッフとの関わりを感じることができるでしょう。

福利厚生や待遇について調べる

求人や企業のサイトなどを確認すると、福利厚生や待遇について調べられます。入職後にミスマッチが明らかにならないようにしましょう。また、質問したいことがあれば、採用面接のときに質問してください

その職場で勤務したい動機を明らかにする

自身の価値観やキャリア目標を明確にすることがスタート地点です。どのような利用者と関わりたいか、どのようなサポートを提供したいかを考え、そのビジョンに合致する職場を選びましょう。また、自分のスキルや強みを把握し、それを活かせる場所を見つけることも重要です。

目的・目標にあわせて職場を探そう

介護職が職場を選ぶ際、ただ何となく選ぶのではなく、自分の目的や目標に合った場所を見つけることが重要です。どのような方針で働きたいか、どのようなスキルを身に付けたいかを明確にしましょう。

寄り添った介護がしたい人におすすめの職場

一人ひとりの利用者に深く寄り添った介護を希望する人には、複数の選択肢があります。利用者数が少ないグループホーム、信頼関係を築きながらサービス提供できるユニット型特別養護老人ホーム、こだわりのある有料老人ホーム、そして訪問看護のような個別の身体介護や生活援助の提供が挙げられます。

介護スキルを身に付けたい人におすすめの職場

介護スキルの向上によって、担当できる業務の幅が広がり、昇給や昇進の機会も増えます。このようなスキル向上を目指す人には、特別養護老人ホームやショートステイが適しています。特養は多様なケアが求められ、ショートステイは頻繁な異動があり新たな経験を積み重ねることができるでしょう。

介護以外のスキルを身に付けたい人におすすめの職場

医療やリハビリテーションの知識を増やしたい人には、介護老人保健施設や病院がおすすめです。介護老人保健施設は入所者の回転率が高く、多種多様な症例を経験する機会があります。病院では医療知識だけでなく、医療従事者との連携を通じて刺激的な学びを得られるでしょう。

夜勤がない働き方がしたい人におすすめの職場

夜勤を回避したい人には、デイサービスが最適です。デイサービスは、利用者が通ってくるため、午前や午後にサービス提供が行われます。日帰りのため、ほぼ固定の退勤時間が確保でき、休日もしっかり確保できる点が特徴です。

まとめ

介護職の多様な仕事内容には、日勤のみの仕事から夜勤も含まれる仕事までさまざまな選択肢があります。仕事を選ぶ際には、自身の働き方を明確にイメージすることが大切です。とくに、子育てや介護との両立を考える方は、希望する勤務時間や場所なども検討することが重要。自分に合った理想の介護職場を見つけるために、細かな要素をよく考えて選びましょう。